人と話す時に目を見て話さない人がいます。そこまで極端でなくても途中で我慢しき
れず視線をはずしてしまったり、目が泳いでしまったりする人は多いように思います。
本人としては単にシャイなだけかもしれませんが、例え悪気がないとしても、目を見
ないとやはり卑屈な印象を与えてしまうものです。ビジネスの場面では、商談相手が
自分ではなく隣にいる上司だけに視線を向けて会話が進み、不安になった経験がある
方もいるのではないでしょうか。また気遣いの行き届いた人というのは、複数で話し
をしている時などには万遍なくなく全ての人に視線を合わせて話をしているものです。
さらに思いをめぐらせば、私自身3歳の娘に大事な話をする時には、子供の両肩に両手
を置いて、しゃがんで視線を合わせて話しかけますし、犬においては、じーっと見つ
めると目をそらします。また目を丸くするとか、目を皿のようにするとか、目を細め
る等の、「目」を用いた良く使われる表現は、実際よく状態が伝わるもので、まさに
視線の動きには精神状態が色濃く反映されるという現れだと思います。相手の目をまっ
すぐ見るだけでなく、姿勢が良い、表情が快活だ、立ち居振る舞いが堂々としてる、
声が大きい、動作が機敏だ、これらは出来る仕事人が必ず身につけている基本。能力
是非自分を客観的にチェックしてみる事をおすすめします。
2005年11月26日