住まいで困った経験、誰でもありますよね?
「仕事から帰ったら、リビングの電気がつかないんです。」
「少し前からサッシの締まりが悪くなりました。」
「洗面所の水が漏れているようです。」
「子どもが床に傷をつけてしまったんです。」
あなたの元には日々、このようなお悩みが寄せられる。
時にはすぐ出向いて、簡単な修繕は自分で施し、
取り替えや工事が必要なら、その材料発注や業者の手配・段取りをする。
そんな風に、お客様の要望に応える「アフターメンテナンススタッフ」という仕事がある。
エステート住宅産業(株)は地元のハウスビルダー。
自社で家を建ててくださった方や賃貸で利用してくださっている方の、
生活の中でのお困りごとを解決する仕事、それが「アフターメンテナンス」である。
営業のような華やかさはないが、縁の下の力持ちといったところか。
他人の幸せを願うような奥ゆかしさが、そこにはある。
仕事の喜びなんて、普段はあまり考えないけどね。
「そうだなぁ、欲しいのは 『仕事に対する真摯な姿勢』くらいかな。」
ご担当の奥山課長は優しく微笑む。
奥山課長は、現場監督経験を経て、アフターメンテナンススタッフになった。
この会社で約15年、その間、家を建ててくださった方のことは全部覚えているという。
「この仕事は、営業や現場管理など、分野違いでも住宅業界で仕事をした経験があるとよいですね。」
または、設備業界で住宅作りとかかわった経験があってもよい。
そんな経験値が大いに活きる仕事だ。
とはいえ、最初はいろいろな不安もあるだろうし、
ひとりでこなせない処理もきっとあることと思う。
「そんな時は私に相談して欲しい。」と、奥山課長はいう。
「仕事はひとりで完結するものではないからね、協力してすすめられればと思いますよ。」
「この仕事の喜びは何ですか?」と問うた。
「人に喜んでもらえることかな。ありがとうって感謝される。
逆にそれしか、いいことはないのかもしれないなぁ。」と奥山課長。
定期点検はもちろん計画的に訪問するけれど、非常事態は突然に起こる。
ライフラインにかかわるようなトラブルで駆けつけると、本当に感謝される。
お客様のほっとした表情や、ありがとうの言葉をきけば、疲れも吹き飛ぶのだそう。
この仕事はお客様のプライベート空間に入る仕事。
玄関先ではなく、リビングや寝室やバスルームなど、生活のど真ん中に入れていただく仕事だ。
プライベート空間に入れていただく仕事だからこそ、もちろん難しさはあるし、信頼関係が必要である。
室内犬がいたり、小さな子どもさんがいたり、温かみやおもしろさもあるようだ。
地元密着のビルダーだからこそのプライド。
住宅部の営業部長、石川さんにもお話を伺った。
エステート住宅産業株式会社は、間もなく創業30年になる地元密着の企業だ。
昭和61年の創業以来、フルライン機能を有する不動産・建設業として地域オンリーワンを目指している。
賃貸・管理・分譲・仲介・設計・監理・住宅、商業ビル建設、ビルメンテナンス、清掃、リフォーム各部門があり
それらが連携してお客様のニーズに応えようという展開だ。
栃木に根ざしている企業だからこそ、お客様に永く信頼されてきたプライドがある。
大手メーカーと地元メーカーの違いは、業界を知っている方なら明らかだろう。
転勤もないので、安心して仕事に打ち込める環境だ。
そこを「良さ」だと感じてくれるならぜひ、話を聞きにきて欲しいと思う。
アフターメンテナンスの七つ道具。
ちょっとネジを締めるだけ、部品を掃除してあげるだけ、
実際お邪魔してみると、それだけで解決してしまうようなこともある。
ごく簡単なものは、その場で自分で済ませてしまうとのこと。
そのため、お客様のところに出向く際はアフターメンテナンスの「七つ道具」を持参(笑)
長く使っているので愛着がありますし、手に馴染んでいる。
手先の器用な方、簡単な日曜大工が好きな方にも向くかもしれない。
何の世界でも同様に、道具を大切にする人は仕事ができる。
そんな後輩にぜひ来て欲しいと願っている。
現場監督の武藤さんにもお話を伺う。
「以前の職場は建売専門の会社だったんです。それがちょっと物足りなくて。
同じく住宅関係に携わるのなら、お客様と向き合うことのできる会社がいいなと、転職しました。
今は仕事が楽しいですね。
職人さんとのやりとりも、お客さんとのやりとりも、
何より思ったように仕上がった時の充実感は何ものにも代えられません。」
務める会社の規模の大小でもなく、条件の良し悪しだけでもない、
自分が本当に喜びややりがいを感じられる、そんな仕事や職場に出会えた人は幸せだ。
(2015/5/21 fukasawa)