無事転職先が決まり、新たな生活と会社生活がスタートするとき。
人間関係も再びゼロから構築することになります。
「上司や同僚との関係は、前の職場でわかっている」
「新社会人じゃないんだから」と思っている人は要注意!
転職した人だからこそ、新たに人間関係を構築するのに覚えておきたいことがあるのです。
せっかくの新しいスタートで印象を悪くしないよう、気を付けていきましょう。
■職場としての職歴は「新人」というのを忘れない
転職の人が求められるのは、なによりもその経験と実績に基づいた戦力。
だからこそ新社会人とは差をつけた行動や立ち振舞いが求められます。
とはいえ職場の職歴としては、あくまでも「新人」というのを忘れてはいけません。
ついつい忘れがちですが、改めて
・自分から率先して挨拶をおこなう
・上司、部下、職種、性別問わず分け隔てなく接していく
というのを再度頭に入れておいて、人間関係の構築をするという意識をしっかり持ちましょう。
慣れない環境で早速スピードや正確性が求められる仕事を、任されるかもしれませんが、
「今、忙しいから…」と職場の人からの挨拶をないがしろに流していては、
新人としては目も当てられません!
都合良く「経験者だから」「新人だから」と思われて辛い場面もあるかもしれませんが、
始めのうちは受け入れながら付き合っていきましょう。
■ポジションが約束されている人は部下と強引に距離を縮めたがらない
また、前職の経験からすでに新しい職場でもポジションが確定されている場合。
その職場での職歴としては逆転現象になってしまうような、
自分が上司、相手が部下ということもあります。
前の職場で部下を束ねていた人だからこそ、大切に思うのは「距離を縮める」ということ。
ですが、同じノリで強引に距離を縮めてはいけません。
一緒に仕事をしてお互いの人柄が掴める事で、自然と距離は縮まっていきます。
こちらから強引に近づいていっては、相手は立ち止まってしまったり、
更には「図々しい人だ」と人柄がわからない故、距離が開いてしまうなんてことも…。
仕事を円滑にするためにも、距離を縮めるのは早い方がもちろん良いですが、
お互いがきちんとわかりあってこそ、結果の出せる「縮んだ距離」となってきます。
始めのうちは距離を感じることもあるかもしれませんが、焦らず着実に
仕事に対する考えや人柄をアピールしていきましょう。
■前の職場と比べてまわりの人を勝手にイメージで判断しない
そして経験があるからこそ陥りがちなのが、
「この人は、○○さんに雰囲気が似ているな」
「△△くんは、おっちょこといだったから彼も似たようなタイプだな」
と、勝手にイメージを植え付けてしまう思いこみです。
仕事の割り振りや雑務、ちょっとした世間話など、様々な接点で
そのような思い込みで新しい職場の人と接してしまうのはとても危険です。
思わぬ意思のすれ違いや、特定の人とだけ早々に深く仲良くなってしまうと
性別問わず、周りから排他的な目で見られてしまいます。
似ている人はあくまでも「似ている」程度で留め、
冷静な判断で新しい職場の人たちを掴んでいくのが大切です。
板挟みでやりきれない…なんてこともあるかもしれませんが、
その即戦力を評価されたからこその転職です。
「新人」というまわりのお客様扱いが終われば、その後は一気に人間関係の構築も
深くしっかりしたものになってくるはずなので、乗り越えていきましょう!
この記事を書いている人
就活転職、これだけは読んでおこう!
ひかがみ瑠璃(ライター)
就職活動や転職について、正社員だけでなくアルバイトやパートなど様々な立場の方に新しい発見、役立つノウハウを提案できればと思っています。 学生であれ社会人であれ、仕事探しには不安や心配事がついてまわるものです。 そんな芽を摘み取っていきながら、新しい職場で気持の良い一歩を踏み出せればと願っております。