就職活動をスタートするときに、自己分析やエントリーシートの書き方を学ぶ人も
多いのではないでしょうか?ですが、会社に勤めて働いて行くことを考えると、
実は「会社の選び方」というのが、何よりも大切な就職活動の軸となっていきます。
「知っている名前だから」「大手有名企業だから」という理由で会社を選んでいては、
例え内定を手に入れたとしても、本当の就職活動のゴールとは言えないかもしれません。
就職活動で大切な「会社の選び方」について、基本の3ステップをご紹介します。
■STEP1:まずは「職種」を幅広く知ろう
就職活動で初めて「こんなにあるんだ」と知った…なんて人もいるくらい、
職種は営業、事務、販売、専門…など、ここでは書ききれないほど数多くあります。
もちろん会社は、モノやサービスを提供することで利益を追求するという経営目的が基本です。
・会社や個人など「誰に」
・モノやサービスなど「どんな商品を」
・「どうやって」販売していくのか
この違いが職種の違いとなってきます。
病院や企業、個人商店や個人のお客さまに、自ら製造したり仕入れたりした商品を
お店やネットなど様々な方法で販売していきます。
また、それにかかる人件費や原価と利益のバランス、販売展開のマーケティングや
宣伝に広告、新しいアイデアを企画していくのは、どの会社でも必要とされます。
そのため庶務や企画、人事といった職種もありますね。
自分が今までの生活で見えた職種だけに目が行きがちですが、
それは幅を狭めている可能性もあります。
まず就職活動の会社選びでは、様々な職種を「知る」ということが大切です。
■STEP2:「業界」を調べることで見えること
次に、就職活動で会社の選び方として「業界」を調べていきましょう。
学部や知識、好みにより、ある程度気になる業界を1つ2つ意識している人も多いと思います。
まずは、自分の気になる業界を深く調べていくのがオススメです。
そこから一歩進んで、職種を意識しながら関連企業や別業界にも幅を広げていきます。
例えば「化粧品が好き」「コスメやメイクの知識を活かしたい」と考えた場合。
まず思い浮かぶのは「化粧品メーカー」ですね。
ですが、お客さまに接客をする美容部員(BA)を希望するなら、
販売業界という幅を広げて調べていくこともできます。
化粧品を作り出すことに興味があるのなら、
異業種参入に成功している飲料や食品メーカー、写真業界まで繋がりが広がります。
また、化粧品を製造から販売まで考えると製造、運送なども関連してきます。
自分が興味をもった業界を軸に、繋がりのある業界を調べていくことで
「どんな仕事をしていきたいか」という、新しい発見や再確認をすることができます。
■STEP3:「自分」と「会社」のマッチング
そして色々な職種と業界を知り、はじめて「自分」と「会社」のマッチングが始まります。
・自分が向上できる好きな分野
・自分の知識や経験が活かせる仕事内容
・仕事に対しての夢や目標が叶う
といった、会社の選び方ができます。
色々な職種や業界を知ると、
「化粧品が好きだから」といっても最後は食品メーカーを選ぶ人もいるでしょう。
自分の成長と会社としての将来性、スキルの向上を考えた結果なら、
一見、コスメ業界とは縁遠い企業だったとしても、就職活動だけでなく就職として
成功を収める可能性は高くなってきます。
逆に、良く調べずに「好きだから」で有名コスメ企業に就職したとしても、
マッチングがうまくできていなければ、成功とは言えないかもしれません。
職種を知り、業界を知り、自分を知る。
就職活動で会社の選び方として、まずは基本の3ステップから始めて見てはいかがでしょうか?
この記事を書いている人
就活転職、これだけは読んでおこう!
ひかがみ瑠璃(ライター)
就職活動や転職について、正社員だけでなくアルバイトやパートなど様々な立場の方に新しい発見、役立つノウハウを提案できればと思っています。 学生であれ社会人であれ、仕事探しには不安や心配事がついてまわるものです。 そんな芽を摘み取っていきながら、新しい職場で気持の良い一歩を踏み出せればと願っております。