2016年卒の就職活動は今までと大きく変わるのをご存知ですか?
政府からの要請を経団連が受け入れ、就活解禁の変更「繰り下げ」が行われるのです。
就活解禁の変更理由や変更点を見ながら、一体何が一番変わるのか?を
覗いてみましょう。
■就活解禁の変更理由
「大学生は学業を優先すべき」という政府からの要請を受け入れた経団連。
その答えは「就活解禁の繰り下げ」という変更でした。
現在は、大学3年生の時期から就職活動は行われ、実質4年生になると
内々定という形で就職活動は早々に終わっている学生も多くいました。
その後、卒業論文やインターンシップ、アルバイト、大学生としての思い出作り…など
様々な学生ライフを楽しんでいくのだと思います。
ですが、就活解禁の変更により、2016年卒からは大きくスケジュールも変更されます。
■就活解禁により変わる流れ
<2015年卒までの就職活動>
大学3年生12月〜説明会などのアプローチ活動開始
大学4年生 4月〜面接開始
4月〜5月 内々定
大学4年生10月 内定式
<2016年卒までの就職活動とは>
大学3年生 3月〜説明会などのアプローチ活動開始
大学4年生 8月〜面接開始
8月〜9月 内々定?
大学4年生10月 内定式
現状でも、倫理憲章のルールにより内定は10月以降となっていますが、
実際は内々定という形で、4月以降就職活動が終了する学生が多いです。
これをあてはめると、2016年卒の場合は早くても大学4年生の夏にやっと
就職活動がゴールといったところでしょうか。
■短くなる就職活動期間
繰り下げがあるものの、内定については変わらないため実質、
「就職活動期間が短くなる」と言っていいでしょう。
「辛い…大変…もう嫌だ…」と聞こえてくる就職活動の期間が短くなるのは
嬉しいかもしれませんが、その分内定を手に入れるためのスピード差も求められます。
また、この期間縮小により採用を決める企業側にも影響が出るかもしれません。
過去の情報は、参考として大いに役立ちますが
2016年卒の就職活動では、今までと違うフレキシブルな対応も兼ね備えるようにしましょう。
この記事を書いている人
就活転職、これだけは読んでおこう!
ひかがみ瑠璃(ライター)
就職活動や転職について、正社員だけでなくアルバイトやパートなど様々な立場の方に新しい発見、役立つノウハウを提案できればと思っています。 学生であれ社会人であれ、仕事探しには不安や心配事がついてまわるものです。 そんな芽を摘み取っていきながら、新しい職場で気持の良い一歩を踏み出せればと願っております。