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社長のひとりごと

愚痴の本質。

私は「愚痴」が嫌いです。

本当に改善すべきだと思うことがあるなら、しかるべき人に「意見」として出すのが正しいと思うのですが、愚痴体質の人はそれをしないかわりに、話しやすい人にだけ話します。自分に起きている状況を、自分の主観たっぷりに話し、「うんうんそうだよねー。」と同調して欲しい。
自分はそれほど悪くない、ひどくない、と認めて欲しい。
相手がこんなネガティブな話を聞きたくないだろう、聞いても困惑させるだろうなんて考えもしない自分勝手な人とも言えると思います。

私は基本的に思ったことは口に出す性格なので、自分が影で愚痴を言わないばかりか、愚痴を聞くのも苦手です。
どうしても「じゃあこうすればいいんじゃない?」「そんなに嫌ならやめれば?」と厳しいアドバイスをしてしまいがちで、こういう人には後ろ向きな愚痴は集まりません(笑)。

でも私は思います。
友達のグループ、何かのチーム、そして会社。
みんなで仲良くやろう!何らかの目的に一緒に向かおう!という場で、全員で共有できない愚痴(陰口)ってはたして必要でしょうか?
チームの中に愚痴や文句を言う人がひとりいたとして。
それは、みんなで頑張ってふくらましている風船に、見えないところで穴を開けて空気を抜いている人。
そんな人をチームに入れておくのは百害あって一利なしです。
影では愚痴を言ってるのに、表だってはニコニコしている、となると、まったく信頼できません。
愚痴をいいながらそのメンバーでいるくらいなら、いっそその場を去ればいいのに、と思うのですがそれも難しいのでしょうか…。

私は先日うちのスタッフに、不満や疑問に思うことは、すべて私に「意見」としてあげて欲しいとお願いをしました。
聞く耳は持っているし、改善できることはすぐ取り組むからと。
いくらそれが「理想」だと言われても、私は裏表のない、お互いに信頼しあった仲間と仕事がしたいと心から思っています。

追記)本当に大変な人の愚痴は種類が違います。
聞いてもらったらまた頑張れる、という前向きな愚痴は、信頼できる人に吐き出した方が良いと思いますー。

2019年12月18日

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