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社長のひとりごと

かけた情は水に流せ。受けた恩は石に刻め

「かけた情は水に流せ。受けた恩は石に刻め」
これは私の座右の銘のひとつです。

以前下野新聞のコラムでも同じ内容について書かせていただいたのですが、改めてご紹介しようと思います。

たまたま読んだビジネス書の中で出会った言葉なのですが、出典を調べたら、長野県上田市にある前山寺の参道脇の石柱に刻まれている言葉なのだそうです。
この言葉と出会ったとき、それまで モヤモヤしていたものが、スーッとお腹に落ちる感覚を覚えたのを覚えています。

何か物をプレゼントされれば、誰でも「ありがとう」と感謝する。
でも「あの時あの人がかけてくれた何気ない励ましの言葉」や、「分からないことを聞けば、いつもサラッと教えてくれる先輩」「何かの集まりでいつも率先して幹事を引き受けてくれている友達」などに恩を感じているだろうか。
その感受性が持てない人、「当たり前じゃないんだけどなー」と周囲に思わせてしまう人、結構いるような気がします。
よく見渡せば、有り難いことは山ほど見つかるもので、周囲の人にたくさん恩を感じている、謙虚で温かみのある人はとても素敵だと思うのです。

一方「してあげたこと」にこだわってやたら恩着せがましい人よりも、やってあげた事などすっかり忘れてしまうような人の方が格好いい。
「かけた情は水に流せ。受けた恩は石に刻め」
この言葉は、人間関係を円滑にする考え方を指南していると思い、私も是非こうありたいと思っています。
人と人とが心を通わせることがこの世の中で一番難しく、そしてきっと一番価値があること。
家族も友人も会社も、人と人とで構成されているのですから。
2020年3月12日

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