10月に入ると、内定式を行う企業も増えてきます。
来年の春に同期となる仲間が一同に集まるだけでなく、
就職活動でお世話になった人事から役員を始め、先輩方とも会えるチャンス。
内定式にあわせて懇親会も開催するところも多いでしょう。
そこで、内定式や懇親会での心構えとスタートダッシュについてお話します。
■社会人としての意識と学生らしさのバランスが大切
内定式や懇親会では、試験や面接で共に頑張りぬいた学生や
初対面の学生、同じ大学の学生などいることでしょう。
人によっては緊張のあまり自分から距離を作ってしまったり、
すぐに打ち解けあって会話を楽しむ人もいます。
いずれにせよ、社会人としての意識と学生らしさのバランスが大切です。
・ぶっきらぼうに冷たく振る舞う
・輪から離れて傍観者のようにすごす
・うるさく騒ぎ立てる
・遊びのようなふざけた行動をする
相反する行動ですが、どちらもそれぞれ問題です。
内定式の話でつっぷして寝たり、周りとおしゃべりをしだすのは言語道断。
教えてくれる学校の教員でも、サークルの先輩でもありません。
内定式に出ているのは少なくとも、会社で上司になる人達です。
社会人としての意識をしっかりもって、話を聴くようにしましょう。
■持ち物・身だしなみはしっかりと
また、内定式では印鑑や筆記用具、メモ帳など持ち物の指示があることも。
事前にきちんと確認して忘れ物のないようにしましょう。
会社は学校ではありません。
怒られることもないかもしれませんが、その分「評価」として人柄の判断材料になってしまうため
気をつけましょう。
もちろん身だしなみも、大切な判断基準。
特に懇親会が後日に行われる場合「自由な服装で」とあった際でも、
・派手な色使い
・露出の多いデザイン
・世代によっては不快に感じる服装
など気をつけるようにしましょう。
トレンドを押さえた「普段着」といっても、学校と違い様々な年代の人がいる会社です。
おしゃれや流行だけを気にしすぎてはいけません。
■企業の社員になるという心構えを忘れずに
とは言え、まだまだ学生という身分。
多少、おぼつかない敬語や立ちふるまい、身だしなみもすぐにマイナス評価がくだるわけではありません。
大切なのは「これから企業の社員になる」という心構えがあるかどうかです。
もちろん内定式や懇親会で楽しみ、リラックスルのも重要な目的。
心構えを忘れずに、社会人への第一歩内定式に挑みましょう。
10月の内定式を目前にして、学生によっては複数の内定先から1社を決める
選択を迫れれていることもあるでしょう。
就職活動も当然、企業は時間とお金をかけて人材募集をしています。
もちろん、複数の内定先から選ばれ捨てられるのは、気分の良い話ではありません。
とは言え、内定辞退をしなければいけない時。
そこで、大切なポイントである「謝罪」と「嘘をつかない」という行為を守ることが大切です。
■内定辞退は「謝罪」するべきこと?
内定辞退には違法性はなく「辞退をする」という選択肢も問題なく含まれた行為。
ですが当然、企業側にとっては時間とお金をかけて集めた人材が離れてしまうことになってしまいます。
少なからず「企業に対して迷惑をかけている」という事実はあるので、
内定辞退では「謝罪」という意識をもって、対応するようにしましょう。
とは言え、
「内定辞退の迷惑料を払って欲しい」
「絶対に内定はさせない」
と、企業側が脅迫めいた拘束をする権利もないため、万が一そのような状況になった時には
屈せずに、強い意志が求められます。
■内定辞退の理由は「嘘をつかない」
また、本来なら内定辞退は、直接企業に出向いて話すべきことです。
ですが、なかなかアポイントメントも企業側にとって手間のかかる場合も。
今では電話による内定辞退が一般的になってきています。
一昔前はタブーとされていたメールでの内定辞退も、許す企業が増えてきているようですが
個人的には、謝罪の意識をもってまずは電話での対応が良いと感じています。
そこで、大切なのは内定辞退の理由で「嘘をつかない」ということです。
毎年何人もの学生を面接し、内定、就職へとサポートしてきた人事。
「他社の内定先を選んだんだな」
「他のところにするんだな」
といったことは、お見通しです。
ヘタにごまかしたり嘘をついたりせず、別の内定先を選んだらきちんとそれを説明しましょう。
同業他社の就職活動をしている場合。
就職後に「内定辞退した企業が取引先だった」という偶然のような話も起こりやすいです。
嘘をついたにも関わらず、後から他社の社員として再会しては目も当てられません。
内定辞退の時には、社会人として誠意ある対応をしていきましょう。
転職活動の面接では、就職活動やアルバイトの面接と違って気をつけたいこともあります。
それは、すでに社会経験があるからこそ、やってしまいがちな失敗です。
ここでは、転職活動の面接だからこそ気をつけたいNGワードをご紹介します。
せっかくの経歴が、マイナスポイントになってしまわないよう気をつけましょう。
■うっかり出る「口癖」
特に前職で部下を持っていたい人が、言ってしまいがち。
相手の返事に対して「うんうん」「あー」「へー」と、うっかり面接官に
言ってしまってはいけません。
フランクで親近感を与えることもできますが、面接ではマイナスにとられてしまうことも…。
改めて「なるほど」「ご苦労様」「了解」など、口癖になっていないか
見つめなおしてみましょう。
■場馴れした「暴走しきり」
そして、中でも営業マンや会議のプレゼンに慣れた人が、気をつけたいのがコレ。
転職活動の面接では、自分自身をプレゼンする場でもありますが、
特に集団面接の際はやりすぎた結果、悪目立ちしないよう注意が必要です。
身振り手振り、話のテンポ、語彙力、プレゼン力…。
慣れている分、優れた魅せ方が身についていますが、
周りが見えなければ、それもただの「暴走しきりのワンマンショー」です。
個性を発揮するのも大事ですが、協調性がないと思われないようにしましょう。
■いけません!「経歴詐称」
もちろん卒業した大学や、務めていた会社を経歴詐称するのはいけません。
履歴書の場合なら、詐欺罪や私文書偽造罪にあたる可能性も出てきます。
とは言え、面接の場でちょっとした「経歴詐称」をしているの人もいる事実…。
「このプロジェクトのリーダーをした」
「50人体制のチームで統括をした」
「一人でこの結果を出した」
実はチームの一員や数人規模、仲間と一緒に出した結果だったなんてことも…。
中には
「○○のソフトは長いこと利用していたので詳しいです」
「△△に関しては精通しています」
など、経験も知識もないことをスキルとして話している人もいます。
転職活動の面接はクリアできても当然、その後の即戦力にはならないですね…。
人柄や本来持っているスキルでさえも、信ぴょう性に疑問を持たれてしまうのでいけません。
■人事はチェックしてますよ!
転職活動の面接で気をつけたいこと。
それは本人が無意識にしていることから「これくらいならバレないはず…」と
故意に狙っているものまであります。
ですが、いずれにせよ面接官である人事はしっかりチェックしています。
目先の面接合格や転職先の決まりでなく「仕事をする」という先の部分まで考えて
転職活動の面接は取り組んでいきましょう。
特に就職活動をスタートして、
初めて「御社」という言葉を使う人も多いのではないでしょうか?
覚えたての言葉で、いかにも社会に踏み出している感じがするからと
「御社はー」「御社はー」と、あまりに使いすぎて印象を悪くする…なんて話もあるくらいです。
その一方で「貴社」というのも、相手企業に失礼のない言葉。
「貴社」と「御社」の使い分け、あなたはできていますか?
■若い人はもっぱら「御社」
やはり就職活動の影響が大きいからか、若い人ほど「御社」を使うことが多いです。
メールや手紙、電話でも相手企業に失礼のない言葉として選ばれていますね。
また、手紙では宛先に「御中」を使うのも就職活動中に初めて使ったという声もあり、
「御」のつく言葉に触れる機会は増えると言えます。
■「貴社」の使い道
一方「貴社」の使い道は、不便さに注目すると使い道が見えてきます。
例えば、電話や会話中に「キシャ」と口にすると
・記者
・汽車
・帰社
・貴社
と、様々な言葉が浮かんできます。
「貴社の記者が汽車で帰社した」 という一文は、若い人には馴染みが薄いかもしれませんが、
かつて、ワープロの変換機能の向上を確認する一文として扱われていたものです。
それだけ「キシャ」という言葉は種類があるため、
・電話や会話で使う場合には、混同を防ぐために「御社」
・手紙やメール、文章や文字で使う場合には、混同がないため「貴社」
と、使われることが多いです。
どちらかが失礼にあたる言葉…ということはないので、
電話口で「貴社」と言ったり、手紙に「御社」と書いても間違いではありません。
■「御社」と「貴社」を使い分けよう
どちらも間違いではないものの「御社」と「貴社」を使い分けるのは
スムーズなコミュニケーションの意味でとても大切になってきます。
「今まで特に気にしていなかった」
「それぞれの違いがわからなかった」
という人は、ぜひこの機会に使い分けてみるのがオススメです。
短い言葉ではありますが、知っている人ならその「相手の混同を防ぐ」という心使いを
しっかりと伝えることができますよ!
転職をする際には、前職と同じ業界や職種を希望する人もいれば
まったく新しい分野へチャレンジしたいと思う人もいるでしょう。
どちらにせよ、転職での履歴書や面接では「資格がある方が有利」というセオリーがあります。
とは言え、資格が必須とは限らないことも…?!
実際にあった「資格がある」ことが不利に働いてしまったトホホな出来事をご紹介します。
■資格のせいで失敗?
なんといっても履歴書の「資格欄が空白」は避けたいと思うもの。
そこで、慌てて転職をするからと取りやすい資格をひと通り取得したAさん。(32才・女性)
希望は中小希望の事務でしたが、そこで提出した履歴書には…
・カラーコーディネーター
・介護ヘルパー3級
・防火管理者
などなど…取得日付も直近のものばかり。
もちろん履歴書の空白を埋めることができましたが、
面接では「事務=資格」に直接繋がる仕事ではなく、まったく話に触れることもありませんでした。
結果は不合格。Aさんいわく
「簿記は経理などは、すぐに取れる資格じゃないと思って…。
でも、やっぱり転職先の仕事に繋がる資格じゃないと、空白と一緒ですね」
とのこと。
あまりに「資格を取る」だけを意識しすぎるのは、良くありませんね。
■資格が悪いイメージに?
一方、転職をしっかり意識して職種に繋がる資格を取得してきたBさん(27才・男性)。
転職前は営業の仕事をしていましたが、前々から夢見ていたシステム・エンジニア(SE)を目指して
・基本情報処理技術者
の国家試験を見事合格しました。
転職活動もSEに絞って応募をしていましたが、どこも反応が悪く
「資格じゃなくて経験がほしい」
と、厳しい発言も浴びてしまったそうです。
最終的にBさんは、なんとか希望のSEという職種に就くことができましたが
「結局、資格を習得したことよりも前職の営業で何をやってきたのか、
どういう結果を出してきたのかを話した方が感触が良かった」
とのこと。
確かに、転職先では仕事をするスタイルや考え方を知るほうが
マッチングには適していますね。
■資格=有利とは限らない
資格はもちろん、それだけの知識を持っているという証になります。
ひとつのものさしとして便利な基準になっていますが、
必ずしも「資格があるからこそ、転職が有利になる」とは限りません。
目先の転職や内定だけを気にしすぎて、資格を取る意味を間違えないようにするのが
大切になってきますね。
履歴書と言えば「修正液で文字を消した」「証明写真にプリクラが使われていた
なんて、トンデモ履歴書の話題もちらほら聞こえてきます。
「本当にそんなのあるの?」と思ってしまいがちですが、
意外に本人は良かれと思ってやっているなんてことも!
本当にあった驚きの「ありえない履歴書」を3つご紹介します。
本人の思いとは裏腹に、周りの評価はガクッとさがってしまいそう…。
■履歴書のサイズが個性的すぎる
最近はパソコンを所持している学生も増えてきました。
履歴書もインターネットでフォーマットをダウンロードして、
書きあげると言うのも一般的です。
中には、自分のパソコン技術や自己PRを効率良くアピールするため
自作のフォーマットを用意する人も。
とは言え、あまりにもサイズが違う個性的な履歴書はいけません。
いくら自分の魅力が最大限詰め込まれているとしても、規定からはずれすサイズだと
管理に手間がかかり、相手にとっては面倒な一枚になってしまうことも…。
せっかくのアピールポイントが、悪目立ちしないよう気をつけましょう。
■消せるボールペンで記入
また、大変便利なアイテムとして定番になった「消せるボールペン」
こちらは、履歴書では使えない修正液に変わり、誤字や脱字を簡単に直すことができます。
とは言え、決して名案とは言えません。
消せるボールペンは、注意書きに「公的書類、証書などには使えません」と書いてある通り
履歴書でも使うことができないタイプです。
また、書き間違いを消せる仕組みは温度によるものです。
そのため、提出した履歴書が熱や摩擦により文字が消えてしまうこともあります。
「これで書き間違えても安心だ!」と消せるボールペンで履歴書を作成しないようにしましょう。
■あきらかに使い回し
残念ながら選考に落ちてしまった場合、企業によっては履歴書を返送してくれるところも。
とは言え、そのまま履歴書を使い回してはいけません。
自己PRや志望動機、企業で自分ができること…。
といった部分が、ずれてしまい提出した企業と話が噛み合わないこともあるのです。
ましてや職種や業界が違っては目も当てられません。
「もったいない…」と思って、さらにもったいない結果を引き起こさないように気をつけましょう。
お仕事デビューに役立つ、履歴書の書き方のコツから、 応募時や面接時の注意点&ポイントを教えます!
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