犬を車に乗せてとある大きな公園まで移動して、その周辺を散歩しています。
週末の公園には、私と同じく犬の散歩をしている方、健康作りで歩いているのであろうご年配の方など
色々な人が集って、ちょっとした触れ合いもあります。
道ですれ違うときの「おはようございます」の挨拶。
普段街中で見知らぬ人とすれ違うときに、いちいち挨拶する人はいないのですが、週末の公園あたりでは案外自然に出てきます。
見知らぬ人であっても、「公園の清々しさを味わいにきた仲間」みたいな感覚なのかもしれません。
だまってすれ違う人の方が少ない気がします。
そして、挨拶だけでなく話かけてくる方も結構います。
「これはダックスフンドですか?え違う?コーギーっていう犬なんだ、それは知らなかったなー。」
「この子はいくつなの?うちの犬は先月癌で亡くなってね…」など。
お互いどんな素性でどんな立場の人なのか全然知らないから、ありのまま「素」の人間としてだけの触れ合い。
自治会の人だったり、子どもの学校の父兄同士だったり、仕事絡みのお付き合いだったりすると、
お互い余計な気を遣うこともあるかもしれませんが、この、行きずりの出会いにおいては、お互い「ありのままの自分」です。
もう来週は会わないかもしれない人との優しいやりとりに、私は案外癒されているのです。
2020年6月9日